5.9号機と6号機のゲーム性やスペックの違い

5.9号機と6号機のゲーム性やスペックの違い

話題の6号機HEY!鏡の導入が間近ということもあるのでしょうか?

9月も後半になり稼働が落ち込んできましたね。

 

初コラムになる当記事では、5.9号機と6号機の違いについて噛み砕いて説明します。

 

現状の6号機代表作でもあり、初導入機種でもあるHEY!鏡を代表機種として比較していきましょう!

6号機の特徴

■大きな特徴■

・超高純増

・AT&疑似Bの初当り確率に大きめの設定差が設けられている。

・天井&モード機能搭載可

・有利区間表示義務がAT、ART開始からに

・1500Gor3000枚規制→1500Gor2400枚規制に


 

超高純増

超純増についてはその名の通り5.9号機ではその仕様上純増2枚が上限でしたが、6号機ではその規制が撤廃され超高純増の実現が可能になった。 

 

ART等の初当り確率に設定差

5.9号機ではART(有利区間)の抽選関連役については殆ど設定差を設けられなかったが6号機では制限はあるもののART抽選関連役に設定差をつけられるように。

 

天井&モード機能搭載

天井機能については実は5.9号機でも付けようと思えば付けられた。しかし、【天井までのゲームをすべて有利区間として消化しなければならない】をいう制限があるため、実質的には天井から発動したARTでは殆ど枚数を獲得出来ない(すぐに有利区間上限G数に達する)ため、天井がつけられることはなかった。

 

※天井イメージ※

■5.9号機■有利区間上限1500G

有利区間1000G消化で天井発動→有利区間残り500G×純増2枚=天井出玉リミット1,000枚

 

■6号機■有利区間上限1500G or 上限2400枚

有利区間1000G消化で天井発動→有利区間残り500G×純増5枚=2500枚なので2400枚のリミット到達でエンディング発生

 

簡単な流れで示すとこのようになる。上記の数字はあくまでも例としてではあるが、5.9号機では天井からの出玉がお情け程度しか見込めない事に加え、天井機能を搭載すると常に有利区間に突入しているため、3,000枚の上限を取りきることが実質不可能になる。そのため実質的に天井機能を搭載した機種は出てこなかった。

しかし6号機になり超高純増が可能になったため、天井機能を搭載する機種が出てきたというわけだ。

この天井機能も純増5枚だから可能なようなもので、6号機でも純増2枚や3枚の機械では天井機能をうまく使えないため、結局天井機能は非搭載で登場する可能性がある。

ちなみに6号機でもう1機種名前の挙がっているサミーのチェインクロニクルは天井機能非搭載。

 

また、モードについても搭載が可能になったのでレア役待ちの単調なゲーム性からの脱却が出来る。

 

有利区間の表示義務の緩和

皆さんも経験がありませんか?

5.9号機でレア役を引いたのに有利区間ランプが点かなかったこと…

完全になにも潜伏していないことが確定しているにも関わらず、液晶ではざわざわ…

 

5.9号機では有利区間に突入したときは遊技者にわかる形で表示する義務があった。非有利区間ではART関連の抽選を一切していないため、熱いポイントと寒いポイントがユーザーに丸わかりになってしまった。本来設定なども含めブラックボックス的なものだからこそ、スロットとしての魅力もあったものが、状態が丸わかりになってしまうという訳の分からない規制のせいでスロット本来の楽しさがなくされてしまっていた。

しかしこの点も6号機になってから緩和されたのでとりあえずレア役のあとはドキドキできるようになった( *´艸`)

まあHEY!鏡については殆ど有利区間に滞在しているのであまり意味はないが(笑)

 

有利区間の最大出玉規制

5.9号機では有利区間の完走条件が1500Gだったが、6号機になり1500Gまたは2400枚獲得に上限が追加された。

さらに、保通協と呼ばれる遊技機検査機構での検査内容に

・短時間

・中時間

・長時間

のそれぞれに上限出玉率規制が設定された。

 

これにより、いくら高純増が可能になったとはいえ、時間毎の上限出玉が決められてしまっているので実質的には5.9号機よりもさらにスペックダウンという形になっている。

  5.9号機 6号機
純増上限 約2.0枚 無し
設定差

ART関連の抽選をする小役やボーナスは禁止

全役OK
天井&モード機能 可能だが実質再現的に付けられない 可能
出玉率 120%未満 115%未満
有利区間上限 1500G 1500G or 2400枚
有利区間の表示 有利区間当選の次Gから有利区間終了まで AT等の純増開始から有利区間終了まで

 

 

 

まとめ

5.9号機と6号機の違いについて簡単に説明しましたが、私のつたない説明でご理解いただけたでしょうか?(?_?)

結果としては

・スペックはダウンした

・ゲーム性の幅は大幅に向上した

この2つに尽きると思います。ご批判はあるかもしれませんが、個人的には1ユーザーとしても店舗運営側としても、一撃5千枚!や一日打ち切って万枚突破!などは要らないと思っています。

 

特に店舗運営側としては非常に強く思っており、一人のお客様に万枚を出されるくらいならば4人のお客様に3000枚を持って行ってもらいたい。そのほうがリピート率も高くなるでしょうし、負けるお客様の数も減らせます。

 

そもそもパチンコやスロットは遊技であって、朝から晩までのすべての時間を注ぎ込むものではないとも思っており、今までの異常すぎた状況がもたらした結果が今の業界の姿となって我々の首を絞めていると思います。

 

今後業界を残していくためには世論を巻き込むことも必須でしょう。そのためにはもう一度【遊技性とギャンブル性のバランス】を考え直すことが重要です。